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皆さん!こんにちはコーティング事業部です(^^♪
今回は車体に付着する鉄粉とその除去方法についてです。
早速ですが、洗車後に車のボディを触ってみてザラザラしていませんか?
そのザラザラ、実は車体に付いた鉄粉なのです(T_T)
鉄粉なんて付くはず無い、と思われている方も居ると思いますが街中の車を取り巻く環境は、実は鉄粉が発生しやすい環境なのです!!
主な発生源はと言うと以下のような場所からです。
・線路や高架橋
・製鉄所など工場付近
・車のブレーキダスト
特に線路や高架橋周辺には多く見られ、高架下に駐車している環境は非常に鉄粉が付着しやすい環境なのです!!
ボディに付着した鉄粉を放置していると、水と酸素により酸化していきます。
塗装に酸化した鉄が侵食することで、最悪、塗装の下まで侵食が進んでしまうのです。
そうなる前に鉄粉の除去をオススメします!!
以上が鉄粉の付着のメカニズム。
それでは、鉄粉の除去方法についてご説明します。
1.鉄粉除去剤を使い、鉄粉を除去する方法
作業前の前提として、炎天下での作業と黄色(但しクリア層の無い)の塗装車には控えて下さい。(黄色の塗装は鉄粉除去剤と化学反応を起こしてしまう危険性がある為)
まずは洗車をして車体の埃や汚れを落とし、ボディにキズが付かないようにします。
ボディに鉄粉除去剤を延ばしていきます、縦横に伸ばし万遍なく伸ばしていきます。
ボディに溶剤を延ばすことで鉄粉が化学反応をおこし、ボディに付着した鉄粉が科学的に溶解し、ボディから流れ出ます。
白いボディで試すと、溶剤に反応している鉄粉が紫色の斑点になり一目瞭然です。
綺麗と思っていたボディも実はここまで鉄粉だらけになっています!
鉄粉除去剤は化学反応させて、後は水を流すだけの簡単作業。
洗車気分で鉄粉を落とせるので、非常に楽と言えると思います。
しかし鉄粉の付着具合が深刻(ボディに深く刺さっている)な場合、鉄粉除去剤では完全には落としきれません。
そこで・・・
2.鉄粉除去ネンドを使い、鉄粉を除去する方法
こちらは前者の化学的に除去する方法と違い、物理的に鉄粉を除去する方法です。
ネンドを使うときは水を流しながら、ゆっくりと滑らせるように除去させます。力を入れず、ネンドの重さだけで滑らすように軽く押し当てて、鉄粉を除去していきます。
ネンドの面はすぐ鉄粉やピッチ・タールで汚れてしまいます。
汚れた面でボディを擦ればキズが入るので、汚れた面をネンドの内側に練り込みながら作業していきます。
鉄粉がなかなか取れないからといって力を入れてこするとキズがついてしまいます。
しかし、ネンドは必ず細かいキズが入りますので、使用される際は自己責任で使ってください。
キズが入った場合はボディを磨く作業で綺麗な状態にする事が可能です。
いくら鉄粉を除去しても、ボディ表面にキズが入った状態では、お世辞にも綺麗になったとは言えないでしょう。
プロからすれば鉄粉除去とボディの磨き作業はセットで行う作業だと考えています。
鉄粉を除去する際には
・傷をつけずに手軽に鉄粉を除去するなら除去剤
・長い間メンテナンスせずに、状態が酷い場合はネンド
と用途に応じて選択するようにするのがオススメです。
鉄粉の予防対策としてはボディカバーをして頂くか、適度な洗車をして頂ければ、塗装面に刺さる鉄粉はかなり減らせますが、残念ながら完全に鉄粉を防ぐことはできません。
ただしガラスコーティングは非常に有効で、鉄粉が塗装面に刺さるのを遅らせる効果があります、簡単な洗車で鉄粉を洗い流す事が出来ます。
「鉄粉除去→ボディの磨き作業→コーティングの塗布」と一連の作業をセットにすることで、永く綺麗なボディを維持する事が出来ます。
なんだかボディがザラザラしてきた、よく見ると小さな点々があるなど、気が付いた際にはGe3y’sにご相談ください。
コーティング、ルームクリーニング等お車でお困りのことがあればGe3y’sまでお気軽にお問合せ下さい。
2017.12.27